夏目友人帳

大好き、夏目友人帳。また、新しいシリーズが始まるのでそうで、いまからワクワクします。映像がやわらかくて、どんなおどろおどろしい怪物が出てきても、拒否感なく受け入れられるのが、すごい。
妖怪ブームだそうですが、こんな素地があったからこそ、自然に受け止められるのではないか、と思います。たとえば、あの名作「蟲師」が、生活感がないからこそ実感があるのと、対照的です。
私たちの日常を舞台にしながら、別世界のようなノスタルジーがある。だから安心して見ていられるのでしょうね。出てくる人物もとても素敵。にゃんこ先生(これ、人間じゃないけど)とか、もちろん夏目れい子が。
毎回、どんな異界のものが来るのか、それとともに、私たちのすぐ隣で息づいているその世界がいかに魅力的か、ということも感じさせてくれます。実は私、ときどき見ることがあるんですよ。異界の境目、というのか。
例えば亡くなった親しい友人と、町中ですれ違うのです。そして声を掛けようと振り返ると、もういなくて。その時になってはじめて、あ、あの人はいなくなったんだって気づきます。そんなことが、ままあります。
多分、私の脳のなかに生きている人が、ときどき、なにかのはずみで出てくるのだろうと思います。イリュージョンですね。でも、親しい人がドンドン亡くなったら、私はイリュージョンに生きるのでしょうか。
それはそれで、いいかもね。HP